A: 前(Q:7)の質問に関連するのですが、人体のマグネシウム・カルシウムのセンサーは血管内にあります。このセンサーからマグネシウム不足が脳に伝えられると、脳は体内(骨や筋肉)に蓄えられているマグネシウムに、血管内に移動するよう指令を出します。そして、血管内のマグネシウムは充足されるのですが、マグネシウムが移動した後の骨や筋肉の細胞への補充どうなるのでしょうか。ここは誰も管理していません。
また、血管内のミネラルが充足していると脳が判断していると、マグネシウムを含んだ食物をいくら食べても、その体内吸収はほんのわずかです。アトピー性皮膚炎や骨粗鬆症などが治りにくい理由はそこにあるのです。いつまでたっても不足分が充足されません。食べ物によるマグネシウム補給は、もちろん基本ですが、それで効果が現れない場合はぜひ経皮吸収をされることをお勧めします。
「実際、経皮吸収型マグネシウムに関するある研究では、マグネシウムを経口摂取する代わりに皮膚に塗布して使用すると、従来の錠剤やカプセルに比べて細胞内のマグネシウムレベルが最大5倍も速く上昇することがわかった」との報告もあります。