A: マグネシウムは人間の体内にある600を超える酵素に含まれている補因子です。まず、酵素とは、様々な物質を改質する触媒的な機能を有するタンパク質です。改質される物質を基質と呼び、酵素と結合して異なる物質に変換されます。栄養のある食べ物を食べても、酵素が働かなければ、身体に必要な物質は作られません。補因子とは、酵素の触媒活性に必要なタンパク質以外の化学物質をいいます。要は、体の中で化学反応を起こして、人体の活動を持続させる物質を作っている酵素も、マグネシウムがなければ反応を起こせないのです。600を超える酵素が働かなくなった時を想像してみてください。上記の病気も少ないくらいで、もっといろいろな影響が出ているのではないかと思われます。