一般的にマグネシウムと身体の関係は上記で表現できると思われます。
(この認識が重要です。今後このホームページ記事をご理解いただくためにもよく覚えておいてください。)
マグネシウムの役割
マグネシウムが係わる働きとしては以下のようなものが挙げられます。マグネシウムは600種類以上もの酵素反応に関わっているといわれますので、役割は非常に幅広く重要です。
◇タンパク質の合成 ◇神経伝達の制御 ◇心機能の維持 ◇神経伝達 ◇筋収縮 ◇血圧調節 など
効果
マグネシウム(Mg)の効果・効能
働き
マグネシウムのその他の働き
●細胞内のミトコンドリアが生命エネルギーを生み出すためにマグネシウムが必須
ミトコンドリアは、私たちが摂取した食べ物を利用してエネルギー(ATP(アデノシン3リン酸))を産生し、そのエネルギーは体を動かし、ものを考え、内臓を働かせるなど、さまざまな生命活動のために使われています。今の日本人は、ブドウ糖は十分摂れているのですが、ビタミンやミネラルが決定的に不足していて十分な量のATPを作ることができていません。そのため、細胞が本来の機能を発揮できなくなっているのです。
●マグネシウムは体内時計の調整にも役立つ
マグネシウムが体内時計の調整にも役立っているという研究を、英国のエジンバラ大学が発表しました。マグネシウムは、概日リズムを環境の昼夜サイクルに適合させることを助けているといいます。「体内時計は、健康や生活習慣病の発症などにさまざまなに影響する人間の生命活動の根本的な要素だ。マグネシウムを含む栄養バランスの良い食事が、生活のあらゆる局面に影響を及ぼすことが明らかになった」とエジンバラ大学のガーベン ヴァン オージェン氏は述べています。
細胞活動とマグネシウム不足(カルシウム毒)
細胞は日々活動していますが、活動することで活性をなくし「疲労」状態になります。そこに栄養や 休養が適切に与えられないと、元気をなくすわけですが、それだけでなく、そこに不要な物質が細胞の中に増えていきます。
これをミネラルで説明しますと、細胞活動によって細胞の中に多いミネラル(細胞内ミネラルのマグネシウムやカリウム)が少なくなって、細胞の外に多いミネラル(細胞外ミネラルのカルシウム)が増える状況だと言えます。
細胞にとってカルシウムは毒で、どんどん追い出さなくてはならないミネラルです。筋肉細胞に入れば筋肉が縮みっぱなしになるし、血管細胞に入れば血管が収縮しっぱなしになります。血管の石灰化、胆石や腎臓結石出来たり等の障害が起こります。
Mgの細胞での働き(イメージ)