「超異分野学会 大阪大会2022」にブース出展します。
2022年8月27日 ナレッジキャピタル(大阪)で開催されます超異分野学会で、「フリーラジカルが世界を変える」と銘打って、活性酸素生成からその利用について説明いたします。
フリーラジカル(活性酸素種)と聞いても、ほとんどの方は想像すらできないのではないでしょうか。
活性酸素は体内で発生して細胞を傷つけ癌や老化の原因になるため、今まで医学界ではその対策研究をやって来ています。しかし、その活性酸素を大気中で発生させて利用することなど、医学界以外では誰もやって来ていないと思われます。
では、フリーラジカル(活性酸素種)はどういうもので、どのような利用が出来るのか簡単に説明します。
フリーラジカルの利用
フリーラジカルの中でも、ヒドロキシラジカル(・OH)は最も酸化能力が高く、酸化電位はオゾンの1.3倍あり、利用方法によってはオゾンの2~3倍の分解能力があります。
■ フリーラジカルは何をする
有機(化合)物は基本炭素の繋がりに水素、酸素、窒素などが結合しています。この結合は非常に強く、酸、アルカリ、高温、高圧でもなかなか切断するのは難しいのですが、
フリーラジカルを使用すると、この結合を瞬時に切断することが可能になります。
■ フリーラジカルは常識を変える
その1)発酵常識を変える。
・98%含水率の水草をエネルギーなしで15%に乾燥させる。
・1~2か月かかる堆肥の完熟期間を1/5~1/10に短縮させる。
・同じ設備でメタンガス発生量を5倍以上にする。
その2)燃焼分解の常識を変える。
・低温域(雰囲気温度200∼300℃)で、固体有機物を分解消滅させる。
その3)排水処理の常識を変える。
・低コストで余剰汚泥発生しない処理が可能になる。
・排水中の色、油、COD等の低減が容易にできる。
■ フリーラジカルは(こんなに強力なのに)超安全です。
ヒドロキシラジカル(・OH)は瞬時(百万分の一秒)に中和消滅します。中和されるのに2時間もかかるオゾンとの大きな違いです。なので反応槽から出てくる空気は全く安全なので、環境問題などは全くなく、小エネルギー、低コストな点からも、グリーンな技術といえます。
フリーラジカルはその他にも殺菌、除菌、脱臭、脱色が容易にできます。
このように素晴らしい能力を持つフリーラジカルについて詳細を聞きたい、協業して新し技術・装置を開発したい等の企業様がおられましたら、是非会場でお打ち合わせさせてください。よろしくお願いいたします。